私の自担はなにわの赤色

にしはただいごくん。

あの日の出来事は私の宝物。

あの日、彼は一言一言言葉を選びながらも、約600人の観客にむけて強く語った。

「こいつらもっと評価されてもいいと思う。」

彼が転換期を迎えた頃、当時私は地方に住む学生。今ほどインターネットを自由に使うことができない環境にいたため、彼の道のりで知らないことはたくさんある。でも彼のことはずっと大好きだった。舞台は見にいけなくても、出演情報を見るたび、ジャニーズにいるということが確認できるだけで幸せだった。テレビにでると飛んで喜んだ。

仲間たちのデビューで、思い悩む時期があったと、彼は後後いろんな媒体で語っていた。そんなときに出会った人たちに救われ、自分の道を見つけたと彼は言う。ジャニーズの異端児。デビューしないジャニーズ。役者として進む彼は今、新しい道を切り開いた。

そんな彼が言った。
「こいつらもっと評価されてもいいと思う。」

会場は拍手喝采。中には涙を流すファンの方がいたそうだ(私の位置からはわからなかったが、本人達談)。私はふぉ~ゆ~というグループを好きになってまだ日が浅い。だから偉そうなことは言えないが、もっと評価されて欲しいと思っていた。放送当初から見ているが、生放送の情報番組での活躍は素晴らしい。自担には見習って欲しいと思うくらいのスキルが4人それぞれにある。またさまざまな舞台を経験してきた彼らの表現力は本当に素晴らしい。実際初めて彼らの公演を見て、魅せるところ、楽しむところのメリハリがあり、自己満足では終わらせない、会場全体を惹きつける楽しくて素晴らしい公演だった。
そんな彼らがデビューしていないなんてもったいないと毎回思っていた。新規の私でもふぉ~ゆ~の実力には脱帽だ。

ふぉ~ゆ~をあたたかく見守り、また自身で新しい道をつくりあげた彼の言葉は、誰よりも説得力があり力強い言葉だった。そして何より、あの言葉を言った時の彼の表情。テレビで見てきたものの何百倍も力強かった。あの表情絶対忘れない。

愛くるしい笑顔にひかれ彼を好きになった。キラキラして可愛いアイドルな彼が大好きだった。
歌も踊りもバラエティもお芝居もなんでもこなせるオールラウンダーな彼に私はずっと思っていた。なぜデビューできないのか?もっと評価されるべきだと。評価され始めた頃、私が思い描いていた理想の彼との温度差を感じた。CDなんてもちろんない。コンサートなんてもってのほか。映像作品が増え、私が自由に動ける頃には舞台への出演がとまった。踊っている姿や生のお芝居はみたい。ただ彼は自分の今いる環境で自分の力を発揮している。自分の理想とするジャニーズとは違うものの、彼は輝いているし、私はそんな彼が大好きだ。

辰巳氏は彼が情熱大陸
「後輩たちが頑張れる一個の希望になれればいいな」
と言った言葉が当時M.A.Dだったふぉ~ゆ~を思って言った発言だったことを話し、
「僕たちも後輩のために新たな道を作りたい」
と力強く語った。

「俺、(ふぉ~ゆ~クリエ)皆勤賞!」
とニコニコしながら話したり
曲中でふぉ~ゆ~から手をふられたら、全力で振り返す。
ふぉ~ゆ~のMCをうまく用いて会場を和ませる。

「もっと評価されてもいいと思う」
自分の好きなグループを、自分の好きな人がそんな風に言ってると聞くだけで嬉しいのに、直接聞けたことは私にとって宝物だ。

見学者のことを主に話すことは、ふぉ~ゆ~に失礼なのではないか?と今でも思っている。ただ、彼の言葉があまりに素晴らしかったので、記録に残したいと思い記事にした。実際、私自身もふぉ~ゆ~はもっと評価されてもいいと心底おもっている。初めてふぉ~ゆ~を見たが、かっこいい上に楽しすぎたので、今度じっくり記事にしたいなと考えている。

彼がバルコニー席に座った瞬間、まさかの偶然に驚きを隠せなかった。でも、冒頭の言葉を聞けたこと、ふぉ~ゆ~に対する気持ちを直接聞けたこと、とっても嬉しかった。
15年ぶりに見た彼は私の中で偉大な人物になっていた。やっぱり大好きだ、生田斗真くん。